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座り過ぎが健康リスクをもたらす理由は、人間の第2の心臓である「ふくらはぎ」を
動かさないからである。
心臓は、血液を送り出すことが主たる役割であり、ふくらはぎは、血液を戻すことが
主たる役割である。ふくらはぎが機能しないことで、血液を戻すことができず、
血栓ができてしまう。
人間の体の筋肉の約70%は下半身に集中しており、ふくらはぎを動かさないことで
全身の血行が滞り、代謝機能の低下を招くこととなる。
座り過ぎの健康リスクとして最も有名なものが、エコノミークラス症候群である。
長時間、同じ姿勢で座り続けることで脚の血流が悪化し、血栓が肺の静脈に
詰まることが原因とされている。
長時間のデスクワークにより、同様のリスクが生じ、内臓等にも支障をきたし、
糖尿病や高血圧、脳梗塞や心疾患、癌などの重大な病気の引き金になる可能性もある。
健康リスクを緩和するためには、座る時間を短くし、ふくらはぎの筋肉を
動かす運動(屈伸運動やスクワット)を1時間に5分~10分程度行うことである。
また、座る時間を短くするために、会議やPC作業を立って行う。昇降式デスクの使用や
椅子ではなくバランスボールに座ることも効果的である。
こまめにコピーを取りに行く、用事があれば内線を使用するのではなく歩いて行く。
少しでも動くことを習慣にすることで、座り過ぎを防ぐことができる。
立ち上がって運動を行うことが難しい場合は、
かかとの上げ下ろし運動など座ったままでもできるストレッチを行うとよい。
職場だけでなく、自宅や通勤時でも座り過ぎに注意をし、
意識的にふくらはぎの筋肉を動かすことを心掛けてほしい。