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連日連夜、命にかかわる危険な暑さが続いている日本列島ですが、
皆様は下記の2問のクイズに正解できますでしょうか。
①熱中症が発症しやすいのは昼間でしょうか夜間でしょうか。
②熱中症が発症しやすいのは屋外でしょうか室内でしょうか。
正解は夜間の室内の方が都会では3~5倍程も熱中症の
発症頻度が高いのです。私たちはぬるめのお湯になるべく
長時間つかって汗腺を刺激したり、日中の仕事中に水や塩分を
こまめに補給したりして熱中症を防いではいますが、
これらは身体の熱中症。
熱中症にはもう一つ、脳の熱中症があるのです。
私達人間は恒温動物です。夏でも冬でも一定の体温を保つ事が
できます。この体温を保つ中枢が脳幹部といって、脳の最も下の
部分にあるのです。そして脳幹部は鼻から吸う空気によって
冷やされて力を発揮します。
ところがウィズコロナの現代、マスクからの熱い吸気によって
脳幹部は昼間中暖められています。もし夜にまでエアコンなしの
室温を吸い続けていたら、ついには生命の維持も困難に
なってしまいます。
夜間は絶対に28℃までの設定温度でエアコンをつけっぱなしに
して下さい。年配の方の中には、それでは寒すぎると思われる方も
おられるかもしれませんが、長袖のパジャマとあい物の布団で
身体はエアコンの冷気から守り、吸入する空気だけを28℃に
しておけば脳の熱中症は防ぐ事ができるのです。
もちろん枕元にはコップ1杯のお水も常備して下さいね。