岡藤クリニック

MENU
ご予約・お問い合わせはこちら

ブログ

Blog

診療時間表

熱中症にならないために

連日連夜、命にかかわる危険な暑さが続いている日本列島ですが、

皆様は下記の2問のクイズに正解できますでしょうか。

①熱中症が発症しやすいのは昼間でしょうか夜間でしょうか。

②熱中症が発症しやすいのは屋外でしょうか室内でしょうか。

 

正解は夜間の室内の方が都会では3~5倍程も熱中症の

発症頻度が高いのです。私たちはぬるめのお湯になるべく

長時間つかって汗腺を刺激したり、日中の仕事中に水や塩分を

こまめに補給したりして熱中症を防いではいますが、

これらは身体の熱中症。

熱中症にはもう一つ、脳の熱中症があるのです。

私達人間は恒温動物です。夏でも冬でも一定の体温を保つ事が

できます。この体温を保つ中枢が脳幹部といって、脳の最も下の

部分にあるのです。そして脳幹部は鼻から吸う空気によって

冷やされて力を発揮します。

ところがウィズコロナの現代、マスクからの熱い吸気によって

脳幹部は昼間中暖められています。もし夜にまでエアコンなしの

室温を吸い続けていたら、ついには生命の維持も困難に

なってしまいます。

夜間は絶対に28℃までの設定温度でエアコンをつけっぱなしに

して下さい。年配の方の中には、それでは寒すぎると思われる方も

おられるかもしれませんが、長袖のパジャマとあい物の布団で

身体はエアコンの冷気から守り、吸入する空気だけを28℃に

しておけば脳の熱中症は防ぐ事ができるのです。

もちろん枕元にはコップ1杯のお水も常備して下さいね。

カテゴリー

最近の投稿

月別アーカイブ